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シュープレートのセンター穴有りと穴無しについて(必要性/優位性)

2024年11月30日
鉄製キャタのシュープレートでのご質問をお受けしました。

「シュープレートのセンターに穴の開いていない物はあるか?また、穴の必要性は?」



シュープレートのセンターの穴については現在「開いているのが主流」です。
この穴はシュープレートを取り付けるリンクと繋がり、リンク内に入り込んでしまう土砂の排出性を高める効果があります。
リンク内に入り込んだ土砂は放置すると内部で凝固し、留まってしまいます。溜まった土砂はリンクその物を研磨してしまう可能性もあるので無いに越したことはありません。

この事から「では、そもそも穴が無い方が土砂が入り込んでしまうのでは?」という考え方もありますが、泥濘な場所に入るとリンク側面から土砂が侵入します。このような場合、少しでも排出製が高い穴あきシュープレートが優位に立ちます。

泥濘はなく締め固められた地盤の上だけでの機械使用であれば穴無しシュープレートの選択は優位になるケースもありますが、バックホウの多くは多種多様な地盤での運用が多いので穴有りシュープレートが主流になっている理由です。

また、主流となっている事から大量生産が可能となり、コストダウンされ、同じサイズでも穴有りシュープレートの方が安価です。

お客様からいただいた今回のご質問に関し、上記の回答を行い、機械1台分のご購入をいただきました。


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